ドイツのアンネグレート・クランプ＝カレンバウアー国防大臣にとって、ドイツとアジア太平洋地域諸国との防衛協力を強化することは重要な優先課題です。日本は、価値観を共にするドイツの揺るぎないパートナーとして、10年以上にわたって自由で開かれたインド太平洋を標榜し、有志国と共に、ルールに基づく秩序の擁護に重きを置いてきました。

日本の自由で開かれたインド太平洋（FOIP）構想と同様、ドイツのインド太平洋ガイドライン（*英文）は、インド太平洋地域の海洋分野における不安定化や紛争、混乱を防止するためには、国際法や国際的規範が重要であるとの認識に立脚しています。このガイドラインは、地域におけるドイツの長年のパートナーが有する存立にかかる安全保障上の懸念に応えるもので、ドイツがその対応に関与しつつ、目に見える形での貢献を行っていくことを示しています。

この目的を果たすため、両国はどのように協力していくのか。一方的に現状変更を試みようとする国による行動に対して、両国はどのように対応すべきなのか。日本は、同地域においてどのような役割をドイツに期待するのか。

12月15日（火）、ドイツのアンネグレート・クランプ＝カレンバウアー国防大臣は、日本の岸信夫防衛大臣とバーチャル・ディスカッションを行い、インド太平洋地域における両国の安全保障協力に関する課題と機会について議論を行います。

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