10 May 2022
2022年05月10日
東南アジア諸国は、米中二極化構造のなかで、いかなる戦略を取れるのだろうか?本研究は、東南アジア諸国のバランサーおよびヘッジ・オプションとしての日本の役割に注目する。
この研究課題を遂行するために、本報告書では、カンボジア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイの東南アジア5カ国の事例研究を実施し、各国の第一線の専門家が、安全保障、政治、経済、文化などの側面から対日関係を分析し、政府関係者や専門家にインタビューを行って議論を補完した。本書では、ASEAN における日本の重要性を東南アジアの視点から分析することに加え、日本の視点から日・ASEAN 関係について分析した章を設けている。それにより、本研究は、東南アジア地域のアンカーとしての日本について、「インサイド・アウト」と「アウトサイド・イン」双方の観点から、東南アジアにおける日本の役割についての包括的な視座を提供している。
本研究は、KASベトナム事務所と、ドイツのベルリンにあるKAS本部(アジア太平洋部門)の研究員である滋野井宏記との共同プロジェクトです。
Author: 滋野井 宏記
著者 滋野井 宏記
Project Lead: KASベトナム事務所
プロジェクト担当 KASベトナム事務所
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