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台湾有事への考察 Opinion Piece:日本の事態認定とグレーゾーンを巡る議論を中心に

20 Jul 2021

覇権を強める中国による台湾侵攻への危機感が、日米2プラス2、その後の日米首脳会談、日EU首脳協議、G7首脳会議に引き継がれた。日米首脳会談の共同声明で「台湾」が言及されるのは実に52年ぶり であった。その1969年当時、日米は台湾との国交を有し、今とは状況は大きく異なる。菅義偉総理大臣、ジョセフ・バイデン大統領による共同声明は「台湾海峡の平和と安定の重要性」 について強調しているが、仮に中国が台湾を侵攻した場合の日本の事態認定について整理し、グレーゾーン事態を巡る課題と各政党による議論を論じたい。

Author: 瀧口 直輝

Project Lead: 瀧口 直輝

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覇権を強める中国による台湾侵攻への危機感が、日米2プラス2、その後の日米首脳会談、日EU首脳協議、G7首脳会議に引き継がれた。日米首脳会談の共同声明で「台湾」が言及されるのは実に52年ぶり であった。その1969年当時、日米は台湾との国交を有し、今とは状況は大きく異なる。菅義偉総理大臣、ジョセフ・バイデン大統領による共同声明は「台湾海峡の平和と安定の重要性」 について強調しているが、仮に中国が台湾を侵攻した場合の日本の事態認定について整理し、グレーゾーン事態を巡る課題と各政党による議論を論じたい。