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日独1.5トラック安全保障対話
インド太平洋地域におけるセキュリティー・ダイナミクス

15 Jul 2021

グローバルな相互依存の時代において、インド太平洋地域と欧州は、物理的には離れているがますます緊密になっている。その結果、ドイツ政府による2020年の「インド太平洋ガイドライン」の策定だけでなく、欧州連合(EU)も世界で最もダイナミックなインド太平洋地域に関するガイドラインを策定中である。この10年間、インド太平洋地域の安全保障環境は急速な展開を遂げ、中でもサイバー犯罪は増加し、領土紛争は南シナ海にとどまらず、核実験が繰り広げられてきた。地理的には離れているが、民主主義国家として志を共にする日独両国は、現在も続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの中にあるからこそ、外交・安全保障政策に関する積極的な対話の発展を目指している。これに関連して、コンラート・アデナウアー・シュティフトゥングは、ベルリン日独センター、日本国外務省、独連邦外務省、日本国際問題研究所と共に7回目となる1.5トラック年次安全保障対話の一環として、2021年6月23日、公開シンポジウム「インド太平洋地域におけるセキュリティー・ダイナミクス」を開催した。

Project Lead: 瀧口直輝

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グローバルな相互依存の時代において、インド太平洋地域と欧州は、物理的には離れているがますます緊密になっている。その結果、ドイツ政府による2020年の「インド太平洋ガイドライン」の策定だけでなく、欧州連合(EU)も世界で最もダイナミックなインド太平洋地域に関するガイドラインを策定中である。この10年間、インド太平洋地域の安全保障環境は急速な展開を遂げ、中でもサイバー犯罪は増加し、領土紛争は南シナ海にとどまらず、核実験が繰り広げられてきた。地理的には離れているが、民主主義国家として志を共にする日独両国は、現在も続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの中にあるからこそ、外交・安全保障政策に関する積極的な対話の発展を目指している。これに関連して、コンラート・アデナウアー・シュティフトゥングは、ベルリン日独センター、日本国外務省、独連邦外務省、日本国際問題研究所と共に7回目となる1.5トラック年次安全保障対話の一環として、2021年6月23日、公開シンポジウム「インド太平洋地域におけるセキュリティー・ダイナミクス」を開催した。